インバウンド富裕層お客様の「食」リクエスト
こんにちは。
英語接客アドバイザー・英語ガイド研修講師・森林インストラクターの
馬上千恵(もうえちえ)です。
2023年初の投稿になります!
大変遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今札幌では「札幌雪祭り」が開催されています。ここ2年はオンライン開催でしたので、久しぶりのリアル開催です。
私もお客様をご案内しつつ楽しんできました。
驚いたのは日本人よりも外国の方が多いということ。
いよいよ本格的にインバウンドが戻ってきたんだ、と実感しています。
今回の雪祭りは団体ツアーではなく、個人や友人、家族などの小グループのガイドしました。
いわゆる欧米の富裕層です。
もちろん札幌周辺の観光地や雪祭りを目的に来られているのですが、
今回のお客様たちの一番の興味は共通して「食」でした。
「ここでベストの寿司を食べたい」
「最高の和牛を日本のスタイルで食べたい」
「白身魚の”カマ”を塩焼きで食べたい」
「グルテンフリーのラーメンはある?」
「隠れ家的なレストランで誕生日を祝いたい」
「きれいでなくていいから、地元の人が行くところに連れて行って」
「地元の日本酒はどこで買えるの?」
「鮭の皮をカリカリに焼くようにお願いして!」
などなど、たくさんのリクエストをいただきました。
なかなか難しいリクエストもありましたが、
「そう、これを食べるために何千マイルも旅してきたんだ!」
と言っていただけたときはとても嬉しくなりました。
今回感じたのは、おいしいレストランリストを少し見直さなくては、ということでした。
例えば・・こんなところを付け足していきたいと思います。
☆あまり海外の人にまだ知られていない、地元の人が行くようなところ(家族経営的な小さなところ)でもウェルカムな雰囲気なお店
☆その分野でのハイエンド(最高級)なお店
☆マニュアル的な対応ではなく、フレキシブルに対応していただけるところ
☆シェフやお店の方と話せるところ
☆基本的な英語接客ができるところ(英語メニューがあるところ)
☆洋食であっても、日本の要素が感じられる場所で、日本料理の要素も反映されているところ
☆ベジタリアン、グルテンフリーに対応可能なラーメン屋さん
☆そこでしか味わえないものを提供しているところ
こうかくと、「ガイドとして把握しておいてあたりまえだろ!」と言われるかもしれないのですが、
コロナの期間があったせいでしょうか、なかなか見つけられませんでした。
特に高級な部分に関しては、安くておいしいところを教えてあげればよろこばれる!という考えがあったため、また、自身がなかなか訪れる機会がないため弱いな、と感じた次第です。
料金とサービス・お料理があってないところもあり、ただ料金が高ければよい、老舗だから「ハイエンド」とは言えないようです。
富裕層のお客様は支払う金額については何も言いませんか、
常に「世界」と比較して、その金額に合う見合う内容かどうか、静かに判断しているようです。
そして静かにその口コミは広がっていくのでしょう。
もちろん、富裕層のお客様だけがお客様ではありません。
札幌が、北海道が、世界中のお客様から「また行きたい!」「おすすめ!」と言われるよう、
ガイドとして広範囲に対応できるよう、
いろいろ準備しておこうと改めて思いました。
追記:コロナ後のインバウンドの傾向と問題(北海道編)もまとめました。
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