私の英語学習歴

こんにちは。英語講師の馬上千恵です。最近は「おもてなし英会話セミナー」や「接客英語セミナー」などで講師を務めていますが、その時の出席者の方はほぼ初対面。「北海道から来た講師。いったいどんな人なんだろう。」そんな雰囲気を感じます。

ですので、はじめの自己紹介で「一体どんな人物なのか」、「どんな経歴で、どんなことができるのか」ということを簡潔に明確に伝えるようにしています。（講師：馬上千恵のプロフィールはこちら）

ただ、「どうやって英語が話せるようになったのか、英語学習してきたのか」ということについてはなかなか詳しくお話しする機会はありません。そして、これが実は講演終了後に個人的によくいただく質問になります。

私は大人になってからシンプルな中学英語から学び直し、試行錯誤してほぼ独学で通訳案内士や英検1級の資格を取得しました。オーストラリアに資格取得のため最終的に半年ほど留学はしましたが、ほぼ日本で学びました。社会人になってから英語を学びなおしはじめ、英語講師として仕事を始めるまでに約10年かかっています。

いろいろ遠回りはしましたが思い返してみると、いつも「明確な目標を決めていた」ことが、今につながっていると感じています。級や点数を設定していましたが、その先に「英語で実現したいこと」がありました。

私の場合、当時の目標はTOEICとTOEFLでした。最終的にTOEICで800点以上、TOEFLは大学院入学できるくらいの点数を目指していました。（JICAに専門家として参加したかった、アメリカの大学で環境教育を学びたかったため）

そうはいっても、それらは本当に遠い遠い目標で、まずは自分が取り組めるところ、現実的なゴールからはじめました。以下実際にやってみたことです。

実際の試験を解いてみる　→　当然、全然解けない。が、「語彙力が圧倒的に足りない」「文法を結構適当に覚えている」は理解。
単語集やTOEIC用問題集など自分でいろいろな教材を買ってきて、やってみる　→　続かない、挫折（思い出したように繰り返す。現在自宅にある教材の数は膨大です。）
TOIEC用の通信講座を受ける　→　自分に合っていたようで続く（自宅学習としてほぼ毎日やっていた）
英会話スクールに通う（３か所）→　1か所目：講師が毎回変わるシステムで、やる気のない講師が多くすぐにやめる　2か所目：明確なターゲットがあり、それができるようになるまで次に進めない。ここで複雑な文法を学ぶ　3か所目：フリーディスカッションが主のレッスン。ここでコミュニケーションを身に着ける
オンライン英会話　→　英会話スクールがない地域に引っ越した時に受講。
音読を始める　→　自分が興味のある分野でレベルがあっており、あまり長くないCD付き教材を買ってきて、音読。シャドーイング、ディクテーション、リピーティングを繰り返す
４，５，６で出会った単語を使った、自分がよく使うフレーズ集を作成。小さなノートに右に日本語、左に英語を書いて作成し、空き時間に見ていました。日本語見てすぐに英作文できるか、をテーマに繰り返し練習していました。

私は、1人で黙々とインプット＋先生についてアウトプットを繰り返すことで英語学習を継続していました。自分のレベルと目的に合った教材を選ぶこと、客観的に自分の弱点が分かること、が英語力UPにつながりました。

英語をずっと学び続けて感じるのは「目標」、さらには「継続」と「投資」の必要性です。

目標は初めのほうに書いた通りです。途中から私は「英語を仕事にする」「そのための学校に通う」という目標に変わったのですが、そこを目指してつねに小さなゴールを設定することができました。

継続ですが、時には嫌になってしばらく英語を離れたこともありますが、今も英語学習は続けています。1日に何時間もやって数日休むというよりは、１日30分でも毎日、の方が継続しやすく、効率も良いと感じています。

そして投資。私の場合、きちんとした先生についてアウトプットしたことがよかったと思います。また目標に向けての通信講座も効果的でした。やるべきこと、やる必要がないことがはっきりし、時間を無駄に使うことがなくなります。いずれも、ものすごく高額なものではありません。けれど、私にとっては「結構高いな・・」と感じる値段でした。

英語学習を始めて大体皆さん3週間くらいで挫折する人が多いように思います。ですが、まず頑張って1か月続けてみてください。1か月で身体も気持ちも慣れ、だんだんラクになります。辛くなったら「英語で実現したいこと」を思い出してくださいね。

以上、私の英語学習歴を書いてみました。少しでも参考になれば幸いです。

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