災害時、外国人旅行者に対してできること

こんにちは。
英語に本気の人専門 超オーダーメイド集中英語トレーナー×森林英語教育専門家の 馬上千恵です。

先日の地震、怖かったですね。札幌は震度2であまり揺れなかったのですが、実家のある福島県いわき市は震度6。
3月11日がよみがえり、家族の無事が確認できるまで落ち着きませんでした。

最近の英語講座の要望で増えてきているものがあります。一つは

「コロナ感染予防対策」

マスクをして下さい、除菌液をお使いください、などのフレーズ、プラス、失礼にならない言い方をお伝えしています。

そしてもう一つは

「防災」に関する英語

です。

北海道では2018年に北海道胆振東部地震があり、局所的な被害だけなく、全道的に停電などが起こりました。
その際、多くの観光客の方がどうしていいか分からず不安な時間を過ごしました。

コロナ前だったのでもちろん多くの海外からの旅行者も多く、
「助けてあげたい。でもどうしたらいいんだろう。」
と感じられた方も多かったようです。

災害時、宿泊施設に帰れず困っている海外の方がいらしたら、まず
「避難所の存在を教えてあげる、または連れて行ってあげる」
ことを考えてみるのもいいと思います。

避難所に行けば、水や食料、情報などが得られるので、観光客の方もきっとホッとすると思います。私の住む札幌市では、「外国人観光客用避難所」が胆振東部地震の際に設置されたそうです。

さて、避難所を表わす英語には

evacuation shelter / evacuation site / evacuation center / evacuation spot

evacuation (避難)という単語を使うことが多いようです。

またshelter(シェルター=避難所)も使います。

例えば、困っている方がいたら

Hello, do you need any help? / May I help you? こんにちは。助けが必要ですか?(何かお困りですか?)

The evacuation site for tourists is nearby.  観光客用の避難所が近くにあります。

We are here now. This is the evacuation site. (地図を見せて)私たちは今ここです。避難所はこれです。
It’s a 5-minute walk from here. ここから歩いて5分です。

You can stay there and you will receive some water and food. そこに滞在できますし、水や食を得られます。

Would you like me to go with you?(Shall I go with you?)  一緒に行きましょうか?

と会話を進めることもできます。

また、地域によっては災害多言語支援センターも設置されるので、その電話番号を用意しておいて

Please contact this center. このセンターに連絡してください。
You can get information in multiple languages / English. 多言語(英語)で情報が得られますよ。

とお知らせすることもいいかと思います。

宿泊施設やレストランなど、海外の方をお迎えする立場の方は、ぜひ一番の近くの避難所や災害他言語センターについて調べてみてください。

備えあれば憂いなし。
できることから少し始めていきたいですね。