英文法『どう使うか』が大切です!
もう15年以上前。
オーストラリアに留学していたころ、語学留学性の間で非常に人気のある文法テキストがありました。
それが、この ↓↓ Basic Grammar in Use シリーズ。こちらはアメリカ英語版で、
イギリス英語版だと、Essential Grammar in Use になります。
写真のものは初級版ですが、ほかに中級版、上級版があり、自分に合わせて選ぶことができます。
15年前、と書きましたが、今でもベストセラーで、重版されており、適宜内容も変更されているようです。
このテキストのいいところは、たくさんある文法を
「いつ、どんな場面で、どんなふうに」使えばいいか、が分かるところ。
例えば、現在完了形。「have +過去分詞」、形は分かるけど
「いったい、いつ、どう、使うの?現在形と過去形と、どこが違うの??」
となりませんか?
そんな疑問を解消していれるテキストです。洋書なのですべて英語で書かれていますが、イラストも多く、理解しやすい内容になっています。
ただ、一つ注意事項が。
どんなふうに使えばいいか詳しく説明はされていますが・・、
これを1冊やったからと言って、使える、伝える英文法が身に着くというわけではない!ということです。
「こういう場面で使えばいい!」というヒントいっぱいの良書ですが、
やっぱり言葉は「使って、身に着くもの」。
実際の話として、この文法書を隅から隅まで学び、英語の資格テストもかなり高得点で、会話も流ちょうな友人(ドイツ人)がカフェで、
「Give me a coffee!」コーヒーくれ!
とつい言ってしまい、店員さん含め一瞬シーンとなったことがあります。
命令形は、日常会話で使っていい場面もあるのですが、この場合だとやっぱり失礼。
また海外のお客様をご案内しているときに、
「英語が得意ではない人が命令形を使うのはあまり気にならないけれど、逆に、今まで流ちょうに話していたのに、突然命令形で話されると、わざとか意図があるのかと思う。」
と言われたことがあります。「自分の子どもが使ったら怒るかな」とも。
コミュニケーション能力=英語の知識がある
ではないんですね。
ネイティブではない私たちは、そこら辺を見極めるのが難しいな、と感じます。
私もトライアンドエラーを繰り返しています。
ただ点数を高めるとか、文法の知識が増えるとか、言うだけでなく
そういった文化的なことやコミュニケーションのことも含め、英語のレッスンでつたえていければな、と思います(^^♪
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