英語の文型、覚えたほうがいい?
こんにちは。英語講師、通訳案内士、森林インストラクターの馬上千恵です。
異常なほど暑かった札幌。
最近気温がぐっと下がり、窓を開けていると寒いくらいになりました。30℃越えから一気に20℃以下へ。
身体がついていくか心配です。皆様もどうぞ気を付けてください。
さて、昨日は高校1年生とのオンラインレッスンでした。
テーマは「文型」。そう、SVは第1文型、SVOCは第5文型..のあれです。
レッスンではまず基本の復習。文型の形だけでなく、名詞や動詞などの品詞も確認、さらにそれぞれの文型の意味やどんな時に使われるのかも含めてレッスン。次は、テスト対策として短文を読んで、それらがどの文型に当てはまるのかを解く問題にチャレンジしました。
レッスン最後はすっきり、しっかりどの文型か見分けられるようになりました。
さて、この文型。
「勉強する必要があるの?」「文型が見分けられたら、なんのプラスになるの?」「実際の会話でいちいち考えてられないよ」「これで英語につまづいた」
という声をよく聞きます。
英語を学ぶときに一番初めに知っていただきたいのは、「英語はどう並べるか!」、そう語順が重要ということです。
日本語はそこが柔軟で、例えば「マイクはリンゴを食べます。」も「リンゴをマイクは食べます。」といってもOKですが、「Mike eats an apple.」と「An apple eats Mike.(リンゴはマイクを食べる、になる)」だと大きく意味が異なります。
英語は「どこに置かれるのか」でその単語の役割が決まるのです。
よく、「単語を適当に並べれば大丈夫!」という方がいますが、確かに単語だけ並べれば、その場の雰囲気や流れ、ジェスチャーで通じることもあります。
ただ、それだと、少し複雑な文章の場合だとなかなか通じず、また話をしている相手に対して「察する」ことや「想像力」を要求してしまうことになります。
この並べ方が5文型になります。この文型に英単語を当てはめて並べれば自分で英作文ができるようになるのです。
私の場合ですが、会話をするときに、「えーとこれは第3文型で、ここに主語で動詞で・・」と考えることは少ないです。ただ、複雑な文章を書く時や読むときは、じっくり考えたりします。
高校の授業では、まずこの文型を復習する学校が多いそうですが、大学受験に向けてより複雑な文章を読むための準備としてはとても役立つ知識だと思います。
文型を理解するには、品詞(名詞や動詞)がわかること重要で、それができて、さらに文型がわかると、誤訳が少なくなります。
話すときに毎回考える必要はないのですが、「文型」や「品詞」を理解して、機会あるごとに意識を向けたり、考えるようにすると、少しずつ英作文のレベルが上がるような気がします。
おそらく、意識し、さらに繰り返し考えて使うことにより、語順が脳のどこかにストックされて、頭で考えるより先に自然と英語を並べられるようなるのだと思います。いわゆる「英語脳」ができるのです。
これが英語圏に生まれた子どもなら大人になるにつれて自然に習得していくのだと思うのですが、日本語がすでに身についてしまっている人は「知識としてまず学んで理解して、意識し、繰り返し練習する」ことが一番手っ取り早いような気がします。
品詞とはなにか、文型とは何か、どんな意味があるのか、どんな時に使うのか・・
知るか知らないかでは大違い。ぜひ、苦手意識は捨てて、楽しんで取り組んでいただけたらな~と思います。
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