文法を学んだほうがいい理由とおすすめのテキスト

こんにちは。英語講師の馬上千恵です。

「難しい文法はいいから、会話だけレッスンしたいんです」「文法なんて知らなくたって、全然会話できているんだけど、やっぱりやらないとだめ?」というご質問やご要望を結構頻繁にいただきます。

もちろん、文法を学ばずに、決まっているフレーズをひたすら学ぶという方法もあります。それでもやっぱり、単語やフレーズを「覚える」という作業は出てきます。

そして、あらゆる場面やシーンに必要なフレーズや単語をすべて暗記するのは・・とても大変です。ほぼ不可能かもしれません。

ですが、でも文法が知っていれば、自分の言いたいことを伝える英文を自分で作ることができるのです!たとえ、分からない単語があったとしても、文法が身についてれば、説明することで乗り切ることができます。

そう、文法を知っているだけで時間を短縮でき、効率的に語学を身に着けることができるのです!

よく文法はレシピのようなものだといいます。いくらいい素材(単語)が分かっていても、それを料理する方法(並べ方)が分かっていなければ、おいしい料理(伝えたい文章)は作れない。

英語は配置の言語です。並べ方がぐちゃぐちゃだと全く意味が通じません。かろうじて通じているとしても聞いている相手にものすごい努力と想像力を要求しているのです

文法は確かに難しい部分もありますし、面倒だなと感じることもあると思います。ですが、きちんと意味が分かって理解してすすめれば、スムーズに覚えられることもたくさんあります。

おススメは中学生までの英文法(英検3級くらい)を短期間で学ぶこと。

「わかりやすい。これならやれそう」と思える文法問題集や文法書を1冊決めることからはじめましょう。今は本当にたくさんの文法のテキストがあります。本屋さんで探すのも楽しいですよ♪
それを繰り返し、最低2回は集中して勉強してみる。
繰り返しますが、間をあけない。集中してできれば1か月くらいの間に2周、3周してみる。

そうすることで、「ああ、あのときはこういえばよかったんだ。」とか「こっちの表現のほうがいいな」とか、今までなんとなくノリで済ましていたことが、霧が晴れていくようにすっきりしてくるはずです。

おススメのテキストなのですが、今回は私がオーストラリアで英語教授法を学んでいた時に使っていたものをご紹介します。

Basic Grammar in Use 
Amazon | Basic Grammar in Use Student’s Book with Answers and Interactive eBook: Self-study Reference and Practice for Students of American English | Murphy, Raymond, Smalzer, William R., Chapple, Joseph | Instruction

実はこのテキスト(問題集)とても厚いものです。そして、説明もすべて英語で書かれています。

ですが、本当に分かりやすい。「この文法はこんな時に使えばいいのだ!」と感動することもしばしば。イラストも多く、説明の英語も平易なので、大丈夫だと思います。(ただ、学生のころ、英語は嫌いでほとんど勉強していない・・という方にはおすすめできませんが(^^;)

近いうちに、このテキストを使用する英文法レッスンコースを開講する予定です。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。