アドベンチャートラベル 通訳の課題

こんにちは。
英語接客アドバイザー・英語ガイド研修講師・森林インストラクターの馬上千恵(もうえちえ)です。
 
11月7日、札幌市主催:ATモニターツアーのガイドを務めました。
参加者は関係者を含めて15名。
このツアーに参加したら森に行くのが楽しくなる!森を見る目が変わる!
北海道旅行の1日目、スタート地点である札幌市でお客様に参加していただくのがこのツアーのコンセプトです。
 
海外の方向けATということと、通訳案内士や英語ネイティブの方も参加していただけたので、
英語と日本語の両方を使って行いました。
*ツアーの詳細についてはこちらのブログ(note)にまとめました。もしよろしければご覧ください。
 
その後参加者の皆さんとゆっくりランチを頂いたのですが、そこで話題になったのが
「アドベンチャートラベルツアーの通訳」について、です。
 
現状、英語が得意ではないアクティビティガイドさんが多いため、
お客様の興味や深いWHY?に応える必要があるアドベンチャーツアーには
英語が話せるスルーガイドが一緒についてツアー全体を管理、演出しつつ、
アクティビティ時に通訳を行います。
*ここで言うアクティビティとはハイキング、サイクリング、カヌー、お料理教室などを指します。
 
私はアドベンチャートラベルの通訳には、

お客様が必要としていてる、
アクティビティガイドが伝えたい、
一番重要な情報を短く、分かりやすく、伝える(通訳する)スキルを磨くこと
必要である、と書きました。

ですが、今回のツアーで
「木が大好き!という気持ちが伝わってきて、こちらも楽しかった」
というご感想をいただき、ATの通訳にはさらに、もう一つ重要なポイントがあることに気づきました。

それは・・
話し手のパッションを伝える必要がある!(かも?)
ということです。
 
今回のツアーでは、私が英語、日本語、どちらも自分の言葉で思いを伝えたので、英語と日本語とで伝わり方に大きな差はなかったと思います。これが、
 
私が日本語のみで話し、別の方の通訳が入ったらどうなるだろうか?
自然や木についてよく知らない人が戸惑いながら通訳していたらどうなっていただろうか?
通訳の方が感情込めずに冷静に、またはガイド以上にエキサイトして通訳していたらどうなっていただろうか?
 
そんな議論を参加者の皆さんとしました。
英語講師をしているときも、
 
発音も文法も申し分なく、正確なのに、なぜか入ってこない。
 
方によく出会います。それは
言葉に気持ちが込められいないから
だと思います。
 
ただ、同時に通訳として、感情を入れるのはどうなんだろう、
という疑問もまだあります・・。
ATスルーガイドは通訳としてだけでなく、コーディネーターでもあり、演出する役割もあり・・
といろいろな立場があることも考える必要があります。
 
おそらくバランスをとりながら通訳していくこと大切なのだと思いますが、
きちんと訳そう!と英語の方に集中すると、なかなか難しいです。
 
今後他のATガイドの皆さんとも議論を深めていければと考えています!
 

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