英語中級者以上だからこそ気を付けてほしい点

こんにちは。英語接客コンサルタントの馬上です。
昨日まで通訳案内士としてお客様について道内を回っていました。
主に自然を楽しむ観光地を訪れたのですが、クラフトづくりなど体験にも挑戦しました。


美瑛の青い池

外国人観光客が増えてきただけあって、英語で解説してくれるスタッフがいるクラフト体験も増えてきました。
今回もお子さんがその一つに参加したのですが・・・

「ちゃんと持って!」
「早く!」
「時間がないのよ!」

日本語にしたら、こんな感じの英語での指導。
命令形でかなり強い調子。
小学生のお子さんは体験中固まってしまい、終了後も「怖かった・・。」と半泣き状態。

スタッフの方の英語は流暢なだけに、きつさが目立ってしまっているようでした。

英語には敬語はない、という方もいらっしゃいますが、もちろん、あります。
お客さんの一人は、「急に”待て!”(Wait!)とか言われると、一瞬はむっと来る。でも英語が得意でないんだなと思うから、大丈夫」
とおっしゃっていました。

英語があまり得意でない方が一生懸命コミュニケーションを図ろうとして、ついつい命令形や失礼な英語を使ってしまうのは大丈夫。
伝えたい、という気持ちが伝わっているから。きっといい方にも感情がこもっていると思います。

でも、英語をある程度話せる方が急に失礼な英語を使ってしまうと「これはわざとやっているのか?」と誤解を与えてしまう可能性があります。
また、なぜか、英語を話せるスタッフの方が何かを説明するとき、流暢だけれど、機械的、事務的、冷たい感じで話している方が多いように感じます。
ちなみに、ですが、例えば道案内やこういったものを物を作る時の指示は命令形でOKです。
問題は言い方、伝え方。
おそらく同じ方も日本語だったら「動かすな!」「早くして!」「時間がないんだから!」という言い方はしないと思うのです。
それが英語になってしまうと、ついついきつい調子になってしまう方がいます。

流暢であることが重要ではなく、きちんと「伝わる」ことが大切なのです。

英語が話せる方こそ気を付けてほしいな、と感じた体験でした。

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