「いざというときに備える」兵庫県・豊岡市で接客英語(防災英語)セミナーを行いました
こんにちは、馬上(もうえ)千恵です。
先日、6月19日(木)に開催された兵庫県・豊岡観光まちづくりミーティングにて、「災害時に備える インバウンド対応研修~伝わる英語フレーズで実践力を高める~」の講師として登壇させていただきました。
今回のテーマは、「災害時に、いかに海外からのゲストの命も守るか」。
観光業や地域に関わる皆さまが集まるなかで、英語というツールを用いて、非常時のコミュニケーションについて一緒に考える機会となりました。
講座には、観光関係者や地域住民の方々など36名の皆さまにご参加いただきました。
実は、私、開始前は緊張していたのですが、皆さんがとてもあたたかく、ノリも良くて、すぐに打ち解けることができました。
むしろ、私自身が一番楽しんでしまったかもしれません。
講座では、単なる「英語フレーズの習得」にとどまらず、災害時に「伝える」ためにはどうすればいいのかという点を重視してお伝えしました。
私がいつもお話しているのは、「英語は気持ちが9割」ということ。
発音が完璧でなくても、文法が間違っていても、 「伝えたい」という思いがあれば、ちゃんと伝わるものです。ときにはジェスチャーや表情も大きな助けになります。
ただし、「気持ちがあればなんとかなる」ではなく、最低限押さえておきたい表現や対応のコツもあるのが現実です。だからこそ、講座ではその具体的なポイントも丁寧にお伝えしました。
今回の講座では、そのことを一人ひとりが実感していただけたように思います。
後半のワークでは、2人1組で「災害時に、実際にどのようにサポートするか」について話し合い、声に出して練習も行いました。
災害時は、複雑な英語フレーズでは伝わらない、そして、とっさに出てきません。
「慣れない状況で、どう表現したらいいか?」という不安を払拭するために、すぐに使える簡単英語フレーズを紹介、「伝えたい中身」と「言葉」の両面からアプローチしました。
講座終了後、参加者の皆さまからはこんな感想をいただきました。
「とても楽しく、あっという間の2時間でした」
「いざというときに備えて、何が必要か英語も含め考え、準備しようと思います」
「災害時の表現を英語で考えたことがなかったので、とても参考になりました」
こうした声からも、今回の研修が、皆さまにとって「災害時の英語対応」を具体的にイメージするきっかけになったと感じています。
災害はいつ起こるかわかりません。
けれど、日頃から備え、意識することで「いざという時」に少しでも安心を届けられる人が増えるのではないかと思います。
今回の講座が、参加者の皆さまにとっての「次の一歩」につながることを心から願っています。
改めて、豊岡観光イノベーションの皆さま、そしてご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
次回の講座や活動については、今後もこちらでお知らせしていきます。
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