英語を話すのは恥ずかしい?

こんにちは。英会話講師・森林インストラクターの馬上千恵です。

以前、子ども英会話スクールの英語絵本朗読コンテストの審査員をしたことがあります。
小学4年生~6年生の生徒さんたちが自分で好きな課題を選び、他の生徒さんやご両親の前で朗読するコンテストです。

緊張している子もいれば、リラックスして堂々と読む子。

間の取り方や発音、感情の込め方もさまざまで、自分の中で基準を保ちながら採点するのはなかなか大変でした。

ただ、どの子もとても上手でイキイキ英語を楽しんでいる様子が印象的でした(*^_^*)

そんな中、私が重要視したのは、「伝えたいという気持ちや態度」です。

いくら発音がきれいでも、感情がこもっていない英語は伝わってきません。

前を向いて、伝えたい、聞いてほしい、という態度で読んでいる生徒さんの朗読は心に響きました。

そして、もう一つ。今回強く感じたこと。
やっぱり英語は恥ずかしがらずに、堂々と話すことが一番大切!

私は、これが、伝わる英語の第一歩だと確信しています。
でも一番難しい。年齢が上がってくると特に。

そのコンテストの時も高学年に行くにつれて、どうしても恥ずかしさが先だって、ぼそぼそと読んだり、早口で読んだり、単調に読んだりする子が多くなってきました。

きっと、本気を出して読めば、低学年の生徒さんよりも、すっごく素敵に読めるはずなのに・・もったいないな、と感じました。

この傾向は中学生や高校生でますます強くなり、そしてそのまま大人まで続くようです。

いろいろな国の人と関わっていくうえで、発音が悪かったり、間違えるよりも、

自分の意見を堂々ときちんと伝えないほうが誤解も生むし、恥ずかしいのにな、と思います。

「英語を話すこと(特にほかの日本人の前で話すのが)が恥ずかしい。」

この考え(雰囲気)がなくなれば、もっと日本人の英語力は伸びるはずなのに。

コロナ禍で海外に行くことも、海外からの人も来ない今。ますます英語に対する壁が高くなってはいないかと心配です。

子どもたちの海外や英語に対する興味もなくなってきているような気もします。

「英語ができれば、あなたの可能性は世界に広がっていく」ということを伝える

英語の壁を無くすレッスン、感情をこめて英語で伝えるレッスン、

これからますます力を入れていこう!と思いを新たにする今日この頃です。


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