通訳案内士としてのお仕事いろいろ

英語講師や英語接客コンサルタントとしての活動のお知らせやご報告が多いのですが、今日は通訳案内士としての活動についてもお知らせさせていただきます。

通訳案内士資格を取得したのは2008年。すぐに英語自然ガイドとして外国人のお客様をご案内し始めたので、経験年数はもう11年になります。

とはいうものの、子どもが小さかったため、ロングツアーの経験は少なく、また、夫の転勤で2~3年で引っ越すため、地域のよってはあまり通訳案内士の仕事をしない時期もありました。

それでも、北海道でも通訳案内士の少ない地方に住んでいたおかげで、観光地案内以外にも、登山同行や森の案内、雑誌やテレビの取材同行や大使や大企業のCEOなどのVIP対応、モニターツアー同行など、いろいろな場面で声がかかることが多く、様々な体験をしていると思います。

今でも、一般的な観光ルートをご案内するというより、新しい体験開発のための事業や地域の方が外国人観光客を迎えるための準備ツアーなどの同行が多く、また、餅つきやお料理教室など地元の体験プログラムのアテンドなどもよくしています。

先日は函館短期大学付設調理製菓専門学校に日本料理を学ぶために来たシンガポールからの研修生の皆さんを通訳として3日間アテンドしました。

日本料理の研修だったのですが、内容は和食の作法から日本文化やお茶体験、ブリを捌いたり、和菓子を作ったり、農場を見学したりと多岐にわたりました。

できるだけスムーズに通訳するために、事前に使いそうな単語リストを作成したり、訪問予定の農場を調べたり、研修生が習う日本料理のレシピを作成して臨みました。

今回は「通訳」としてお仕事したのですが、私は「通訳案内士」。通訳になるための正式な訓練は受けていないのですが、お客様がきちんと理解していただくことを一番に通訳しています。

そのため、言葉一つ一つを正確に訳すのではなく、全体の意味は変えないけれど、日本の知識や背景がない方にも通じる表現に変えて通訳する場合があることもお伝えしています。例えば「豊臣秀吉が・・」「上座が・・」といっても「豊臣秀吉」がどんな人物なのか(そもそも人なのか)、「上座」が一体何なのか、知らないと聞いている方が理解できない場合があるためです。

最近は通訳ガイド+通訳の仕事を求められることも増えてきました。英語力や単語力不足を実感することもあります。ますます精進しようと思う今日この頃です。

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今年度につきましては、だんだん混みあってきており調整が必要になってきています。もし可能でしたら、お早目のお問い合わせをお勧めいたします。