縄文遺跡研修②~発掘体験から学ぶ~

こんにちは。英語講師、通訳案内士の馬上千恵です。

10月28~29日の2日間、函館市にある「垣ノ島遺跡」で渡島総合振興局様主催、「インバウンド向けガイド人材育成研修会」の英語研修を務めてまいりました。

今回は2日目(29日)、「発掘体験から学ぶ」のレポートです。

「発掘体験を通して英語を学ぶ」&「海外の人が来た時にお手伝いができる」がテーマで、体験を通して使える英語を学ぶ講座を実施しました。流れは以下の通りです。1人以上、立っている人、アウトドアの画像のようです

① スタッフご指導のもと、実際に発掘体験+英語での用語確認
発掘体験の解説や方法を教えていただきながら、「移植ごて」や「手みの」などの各道具を英語でどんなふうに言うのかを確認しました。さらに「土を削る」「土をはく」など、実際の動作をしていただきながら英語の単語を発声練習。体の動作と英単語が経験をとおして結びつきます。見つかった遺物(本物の土器などだそうです!)も英語でどう表現するのか考えながら進めます。

② 教室に移動し、道具と動作を表わす英単語の復習とフレーズトレーニング

写真の説明はありません。①で学んだ単語を復習。その後、それらを使って発掘体験の流れをおさらいしながら、それぞれのステップを英語でどんなふうに伝えるか確認します。ペアになって、身体を使い、音読トレーニングや瞬発力トレーニングをしながら、繰り返し英語フレーズを実際に使用します。

③ 発掘体験を英語で説明にチャレンジ!
再び、発掘体験の場所に戻り、ペアで相手に英語で発掘体験を指導します。使えるのは英語とジェスチャーのみ!

①~②を経て、最後③では楽しみながら、ペア同士「英語で」解説できていましたよ~!「とにかく伝えなくちゃ!」という気持ちになるので、間違いや発音はあまり気にならなくなるようです。また発掘以外のお話も英語で楽しんでいる方もいらっしゃいました。自然と英語の壁が低くなっている様子でした。

「英語で○○体験」の一番いいところは身体と心を使って、実際に経験していることを話すので、英語をまさに実際に伝えるためだけに話す、ということ。教室英語ではなくなるのです。何よりもリラックスできるし、楽しいのがポイントです。

なお、講座では、オリジナルのテキスト、使える英単語リスト、分かりすくシンプルな英語で手順を書いたシートもご用意、お配りしました。
これらの資料は「日本人になじみのある単語」を使い、「できるだけわかりやすい英語」を使用するようにしています。ネイティブチェックも1か国だけでなく、複数の国の方にお願いするようにしております。

私はこのように英語は教室だけでなく、実際の現場で体で学び、使うことでより身につくと思っています。
例えば、私は15年ほど前から、「英語で森林さんぽ」というプログラムを行っています。森での体験を通して、五感を使って森林と英語を学ぶものです。

発掘体験と同じく、五感を使って学ぶと言葉そのものを実感でき、よく身に付きます。しかも森林や自然のことも同時に学べます。プログラムに参加された方からも「まだあの時の英語を覚えているよ!」という嬉しいお声をいただいたりもします。

「英語で○○体験」、みなさんの講座や体験アクティビティに取り入れませんか?

内容やテキストは使う方の英語レベルに合わせてカスタマイズで作成します。
基本は中学英語に必要な単語を加えます。

ご要望、分量、ご予算伺いながら(もちろんモニター価格で)お見積りさせていただきます。

ご興味ある方は以下のフォームにてお気軽にてご連絡ください。体験の内容、英語を使ってどんなことを実現したいかお知らせください。ご質問もお気軽にどうぞ!