地域での通訳ガイドの役割

こんにちは。英語講師の馬上千恵です。通訳ガイドとして海外からのお客様もアテンドしています。

北海道は自然や美味しいものが豊富なところ。さらに今住んでいるところの近くには函館があり、歴史的な見どころもたくさんあります。

そういった場所を通訳案内士として一緒に巡りご案内しますが、地域で行われている体験や地元ガイドの方の通訳をすることもあります。

そして、お客様と一緒に、地元の方との体験や交流、お話しにワクワクします。

そこにはガイドブックやパンフレットにはない、「本当の」「ありのままの」体験があり発見があり、面白さがあります。お客様も目を輝かせ、次々に質問します。

通訳案内士はガイドのプロですが、そういった「いま、ここだけの体験、感情、風景」を提供できるのは地元の方々だと私は考えています。

ただ地元の方はその体験やお話しをどう伝えたらいいか分からない時があります。外国人と日本人で感じ方や考え方が異なることもあります。

そういったギャップを埋め、お客様の興味や地元の方が気づかない面白さを引き出し、お互いにスムーズに交流できるような雰囲気づくりをしていくのがガイドとしての腕の見せ所だと思っています。

決まっている行程をきちんと時間通りにツアーを進めていくのもガイドの役目ではあります。ですが、その決められた範囲の中で、どうお客様に特別な体験をしていただけるか、その地域に良い思いを残していただけるか、そして、どうやって地元の方の思いを伝えていけるか、をいつも私は考えています。

また、外国人観光客が来ても「お土産を買っていかない」という声もよく聞きますが、それはその品物のことが知らない、分からないから。詳しく説明すると、購入されるお客様は非常に多いです。地元の品を国に持ち帰っていただくことで、良い口コミやリピータにつながることもあります。

外国人のお客様と地元をつなぐ、そしてそのことにより地域を盛り上げていく一助になる、ということも通訳ガイドの役割ではないかと最近考えています。そのためにも私はできれば地元密着型の通訳ガイドとして活動していければと思っています。同時に、英語講師として地元英語ガイドの養成を今後も進めていければと考えています。

写真は20年近く前の森林インストラクターの時のもの。この時から人に伝える仕事が好きになりました。
英語接客セミナー・英語ガイド養成承ります。お気軽にお問い合わせください。