ATスルーガイドについての質問にお答えします!

こんにちは。北海道アドベンチャートラベルガイドの馬上です。

今日で3月が終了します。今年度もいろいろな場所で講演や研修を行わせていただきました。
一番多かったご依頼がATスルーガイドについての講演です。

多くの方に興味を持っていただき、終了後、質問もたくさんいただきます。
今日はその中でよくある質問と私なりの答えを4つ以下にまとめました。
参考にここでシェアさせていただきます!

  1. ATスルーガイドになるために資格はいるのか?
  2. ATスルーガイドになるメリットは?
  3. 自分で行程を考えるのか?
  4. どうやって仕事を得るのか?

1.ATスルーガイドになるのに資格はいるのか?

ATスルーガイドを含め海外の方をガイドするために資格は必要ありません。また、ガイドになるための方法もさまざまです。ですが、自身の能力を客観的に証明するためにも、以下の資格や認定・知識があると強みになります。(ツアーによっては以下の資格が必須となる場合もあります。)

・旅程管理主任者
・通訳案内士
北海道ATガイド認定
・北海道アウトドア資格(北海道アウトドア検定)
・各種英語資格
・各種救急法(日本赤十字社、消防署、野外救急法)
・Leave No Trace(自然へのダメージを最小限にして、アウトドアを楽しむ環境倫理プログラム)
・日本版 持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)
・ATGS(Adventure Travel Guide Standard/ATガイド基準)

2. ATスルーガイドになるメリットはあるのか?

以上のようにいろいろな知識や資格、能力が求められるATスルーガイドですが、それに値するだけのメリットもあります。たくさんありますが、ここでは3点あげます。

① 収入が得られる
ATスルーガイドの具体的な日当は現状、エージェントやガイドの能力にもより幅があるため、金額を明確に提示するのは非常に難しいところがあります。ですが、似たような仕事をしている通訳案内士の日当は30,000円 ~ 50,000円といわれ、ATスルーガイド、ATスルーガイドのような資質を持つガイドへの需要は非常に高まっており、上昇傾向にあるというのが私の印象です。またスルーガイドは数日まとめてツアーを受けることが多いため、ツアー1本集中して働くだけでも、ある程度の収入を得ることができます。
残念なことに安定している仕事とはまだ言えませんが、他の仕事や家庭と両立することも可能です。

どう働いて稼ぐのか、自分で決めることができます。

② 自分自身の可能性が広がる
ATのお客様は好奇心や知識欲が旺盛であり、そういった世界中からいらしたお客様とじっくり向き合うのがATのため、新しい価値観や考え方に常に出会うことができます。また、自然の中でのアクティビティやディープな文化体験など普段の生活では体験できないようなことにも仕事として(無料で)チャレンジできます。こういった体験を通して、お客様だけでなく自分自身も学び、気づいたり変わったりすることができます。

③ 地域に貢献できる
ATのツアーは地域に深くかかわっていきます。地域の隠れた資源を目に見える形にして提供し、地域に幅広くお金を落としていくのもATの特徴です。またお金だけでなく、地域自体も海外から来た人と関わっていくことで、あらためて地域の良さを発見し、刺激を受け、活性化していきます。最終的には十勝というブランド力を高めることができるので物販にもつながっていきます。
その懸け橋となるのがATスルーガイドであると私は考えています。日当だけでは測りきれない部分がここにあると感じており、将来的には仕事など新たな収入源の確保、次世代が十勝に残る理由にもなると思います。

3.  自分で行程を考えるのか?

旅行会社(エージェント)が作成した行程に沿ってツアーを実施します。お客様からの要望や天候などの関係で変更が必要な場合は、エージェントと相談して決定することが多いです。エージェントや旅行の形態よってはガイドに裁量を任せられることもあります。
ATのツアーは時間的に余裕がある場合も多いので、自由時間の過ごし方などはアドバイスします。
また行程作成の段階で、エージェントから相談を受ける場合もありますが、ガイドが車両や宿泊などの手配をすることはありません。

4. どうやって仕事を得るのか?

エージェントから依頼されるのが一般的です。依頼されるためには以下の方法があります。
① エージェントに登録する(営業をかける)
② ほかのガイドや知人から紹介される
③ ガイド団体に所属する
④ マッチングイベントに参加する
⑤ 自分のホームページ(SNSページ)などを作成する
エージェント以外にも、口コミやガイドのマッチングサイトやガイド予約サイト、体験サイトなどに登録し、直接お客様から仕事を得る場合もあります。


以上、頂いた質問とその答えをまとめてみました。
私個人の経験からお答えしているため異なる意見もあることをどうぞご了承ください。

プロのガイドになる道は簡単ではありませんが、一本道でもありません。

さまざまなアプローチ法があり、私は得意や好き、専門性など人生を丸ごと生かせるのがATガイドであると感じています。
英語や自然、地域について学びを深めたり、体力づくりに励んだり、地域を発信したり、研修や体験に参加したりなど、自分の興味のあるところから始めませんか?

ゆっくりでも継続して、皆様のスタイルにあわせたプロガイドを目指していただければと幸いです。

そのお手伝いができれば、と思っています。


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